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マナティーしいく体験を開催しました

マナティーやジュゴンの生態について詳しく知ってもらおうと、沖縄美ら海水族館のマナティー館では今年も「マナティーしいく体験」を開催しました。夏休み期間中(7月19日〜8月31日)、毎週末に行った体験(計15回)には合計163人のお客さまが参加、調餌(エサつくり)や給餌(えさやり)、クイズなどを通じじかにマナティーと接する中でマナティーへの興味や理解を深めていました。同イベントの開催は昨年に続き2回目となります。

自分で切ったニンジンをマナティーへ与える参加者の皆さま
自分で切ったニンジンをマナティーへ与える参加者の皆さま

マナティーの分布域は、大西洋地域の川や湖、浅海など。熱帯や亜熱帯の気温や水温の高いところです。沖縄県にマナティーは分布していませんが、同じ海牛類(かいぎゅうるい)のジュゴンが生息しています。ジュゴンはインド・太平洋海域の浅海に分布しており、南西諸島がその北限です。姿かたちがよく似ていることからか、両者は混同されることがよくあります。また彼らが草食の水生哺乳類であることも一般にはあまり知られていません。

(写真は1992年5月9日のもの。定置網で捕獲し、沖縄美ら海水族館の前身である国営沖縄記念公園水族館で保護した個体) ジュゴン(写真は1992年5月9日のもの。定置網で捕獲し、沖縄美ら海水族館の前身である国営沖縄記念公園水族館で保護した個体)

ジュゴン(写真は1992年5月9日のもの。定置網で捕獲し、沖縄美ら海水族館の前身である国営沖縄記念公園水族館で保護した個体)   

そこで沖縄美ら海水族館では、まず実際に間近にマナティーを観察し、エサを与えるなどのふれあいを通じて、もっとマナティーやジュゴンについて関心を持っていただこうと、「マナティーしいく体験」の開催を思い立ちました。昨年来、小学生を中心にたくさんの方に参加していただき、「エサを切ったり、少し怖かったけどエサをあげたりして、楽しかったです」「マナティーについてあまり知らなかった。とても貴重な体験ができた」などご好評をいただいています。今年も定員を上回る163人ものお客さまが参加してくださいました。大人の方もいましたが、非常に熱心に取り組んでいました。

野菜を切る調餌作業に挑戦
野菜を切る調餌作業に挑戦

イベント当日、参加者の皆さまは当館で実際にマナティーへ与えているエサつくりに挑戦。「マナティーが草食性であることを初めて知った」という方も大勢いらっしゃいました。ハクサイやニンジンなどを切り、実際に給餌。このほかにも飼育係がキャベツやカボチャ、ホテイアオイ、レタスなどを用意、マナティーがどれを選んで食べるのかを観察しました。参加者の皆さんは、マナティーがカボチャやニンジンを好んで食べる様子を見て、エサに対する嗜好(しこう)性があることに驚いていました。

マナティーとジュゴンの違いについて模型を使って学習
マナティーとジュゴンの違いについて模型を使って学習

給餌の後はマナティー館地階観察室へ移動し、マナティーが餌を食べる様子をアクリルガラス越しに水中から観察。またマナティーの体のつくりや野生での生活、海牛類という動物の仲間についてなどのミニ知識をクイズ形式で、また「死んだジュゴンのおなかからみつかった釣り糸の話」や「サンゴ礁をしのぐほどの生産力を持つ海草藻場の大切さ」などもスライドを使って学習していただきました。

スライドを使って分かりやすく解説するスタッフ
スライドを使って分かりやすく解説するスタッフ

イベント後に記入していただいたアンケートでは「将来飼育員になりたいと思っているので今日参加できて良かったと思います」「初めてマナティーをあんなに近くで見て、愛きょうのある顔だなと思いました。エサやりも楽しかったので、またやってみたいと思いました」「イルカやウミガメも人間の捨てたごみで命を落としている事が分かった。水族館に来てない人にも知らせるように釣り場や海水浴場に注意を促す看板をつければ良いと思う」「とても楽しく感動しました。体験だけでなく、現状やこれからの課題などを投げかけてくれたのはとてもよい事だと思います。特に子どもたちにとっては貴重な経験だと思いました。これからも頑張ってください。大人の勉強会の方が必要かも・・・」など様々な感想を寄せてくださいました。本当にありがとうございました。

今後、マナティー館ではより深い内容の、発展的な学習ができるようなイベントを開催していけるよう、飼育係一同、日々工夫を重ねていきます。


《お問い合わせ先》
財団法人 海洋博覧会記念公園管理財団 海獣課
TEL 0980-48-2748 / FAX 0980-48-2749

 

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