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沖縄美ら海水族館のカエルツボカビへの取り組みについて


 カエルツボカビはカエルやイモリなどの両生類(りょうせいるい)にだけ、感染する病気です。人が感染する心配はありませんが、両生類特にカエルへの影響が、世界的問題となっている病気です。

 沖縄美ら海水族館でも、カエルツボカビに対して、以前から注意を払っており、職員の研修や情報の収集を行い、また水族館内でもカエルツボカビに関する掲示等で来館者の皆様への呼びかけも行って来ました。

 沖縄美ら海水族館で飼育中のオキナワアオガエルが死亡したことから、死亡したカエルにカエルツボカビの症状はなかったにもかかわらず、調査の一環として感染の有無の確認のため飼育中のシリケンイモリとあわせて、カエルツボカビの調査研究を行っている大学の専門家に検査を依頼しました。
  その結果、平成19年6月4日、オキナワアオガエル、シリケンイモリ各1匹から、カエルツボカビが有しているものと同じDNA断片が検出されたとの連絡が大学からありましたが、死亡したオキナワアオガエルは病理検査の結果、カエルツボカビの症状は確認できず、少なくともカエルツボカビによる死亡ではないと診断されました。

 

写真/オキナワアオガエル

写真/シリケンイモリ

オキナワアオガエル
シリケンイモリ



 今回の分析結果が、カエルツボカビである可能性はありますが、その他の可能性もあります。
  飼育個体でもカエルツボカビの症状は観察されていないこと、同じ個体から採取したサンプルの結果が、陽性と陰性両方の反応が出たり、陽性の個体と同じ水槽内でも陰性の個体が存在することなどから、美ら海水族館で展示している両生類全般にツボカビが感染していると断定できない状況です。
  もちろん、飼育水槽から外部への感染についても厳重に警戒し、万全の管理がなされています。

 沖縄美ら海水族館を運営する海洋博覧会記念公園管理財団では、生物多様性の確保や環境課題に対する社会的要請にこたえ、環境経営に取り組むとともに、亜熱帯地域の環境を活かした公園づくりを進め、幅広い環境情報を集積・発信することを経営理念・環境方針としています。

 現在沖縄県内では、カエルツボカビに関して環境省那覇自然環境事務所を中心に、各組織が様々な取り組みを行なうことにしています。
  海洋博覧会記念公園管理財団・沖縄美ら海水族館もその一員として、水族館に入館された方々にもパネルなどでカエルツボカビについて、広くお知らせをしていくとともに、飼育スタッフや獣医が中心となって、海洋博公園のある本部半島における両生類の生息状況調査と感染状況の検査のためのプロジェクトチームを結成して、その作業に当たっています。
  カエルツボカビの自然環境への進入を防ぎ、また根絶を目指し、今後も一層その体制を強化していく所存でございます。

 

《お問い合わせ先》
(財)海洋博覧会記念公園管理財団 業務課 広報企画係
TEL0980−48−2741 / FAX0980−48−3339

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